活性酸素による体内の酸化についておさらい
最近、老化、病気の元凶は、活性酸素だといわれている。
活性酸素は、 いってみれば細胞をむしばむ「サビ」です。
リンゴを半分に切って放置しておくと、切り日が赤くなってきますね。
これは、空気中の酸素によって、リンゴの表面が酸化したからです。
同様に、むき出しの鉄が赤く腐食したり、ゴムがポロポロになったりするのも酸素のしわざです。
実は、体内でも、これと同じ現象が起きています。
活性酸素によって、細胞が酸化されてサビつくと、ガン、糖尿病、脳卒中、心筋梗塞などの成人病を引き起こします。
ショギング中の急死事故も、活性酸素が関与していたのではないか、と考えられます。
活性酸素は万病のもと。死の使いといいかえてもいいでしょう。
しかも、この活性酸素が生じるのは、 スポーツをしているときだけではありません。
量の多少はあれ、ふだん呼吸しているだけでも私たちの体内には、この凶悪な″テロリスト″が生まれます。
もし、このような有害分子をほうっておけば、早晩、私たちの細胞はむしばまれてしまいます。